準備編:環境設定・準備物

■活動の選択

例えば、「第1章:考えるテーマをえらぶ」や「第2章:危険なはん囲をかこむ」を飛ばして、テーマや避難場所は先生方が決定してしまうなど、授業の目的に応じて活用することができます。

■地図の範囲

学習内容によりますが、以下の2通りで行うことをオススメしています。

①地域ごと(校区が広い範囲の場合)

②学校の周辺

■班の人数

オススメ:2〜6にんまで

※上限はありませんが、あまり多いと話をすることが難しくなります。

■補助教材一覧

資料のページからダウンロードできます。

■何が必要?ー必要な道具一覧ー

①大きな地図(A1サイズが好ましい)

市役所や町役場で発行できます。大きな地図は役所では都市計画課などで、 1/2500の白図が頒布されています。またゼンリンの住宅地図をコピーして貼 り合わせることでもよいです。その他インターネットのグーグルマップ等地 図情報を探るとよいでしょう。しかし大きな紙に印刷できない場合は、役所 の担当と協働の企画にして地図作業を準備してもらうか、建築や測量の事務 所に相談されると良いでしょう。

②ヒモ(1 人 1 本)

・革ひもなど、曲がりやすいものが良い

・縮尺に合わせて、長さが変わります。 (縮尺 1/2500 の場合は、5.16cm)

③丸シール(青)

④色えんぴつ (1 人 1 セット )

⑤色マジック・マーカー(裏写りしない)(1 班1セット)

⑥ふせん(地図に貼った時に、大きすぎないもの)

準備編:先生方へ(活動設定)

■対象は?

小学校高学年以上を想定しています。

■どんなときに使える?

・防災教育を数時間で、単発で行いたいとき

・家庭や地域と協働で行いたいとき

・防災教育のカリキュラムを行いたいとき

■学びを深めるために

地域や役場と連携しながら活動を展開することで、多様な情報を得なが ら、多くの活動を行うことが出来ます。また、準備も円滑になります。

■逃げ地図自体の価値

逃げ地図の地図自体は価値あるものですが、あくまでも地図を作り上げる過程が重要です。作成する際の条件(避難場所や危険な場所)を変えると、また別の逃げ地図が出来上がります。あくまでも作成過程に焦点置いた活動の展開を心掛けてください。

■活動時間数

活動例ですので、活動に合わせて利用してください。

準備編:全活動の流れ

■全活動の流れ

逃げ地図は、大きく3つのパートにわかれます。

・災害のテーマを決める

第1章:考えるテーマをえらぶ[やってみよう]

・地図を作る:4ステップ

第2章:危険なはん囲をかこむ[やってみよう]

第3章:避難場所を決める[やってみよう]

第4章:危険な場所にしるし[やってみよう]

第5章:道にいろをぬる[やってみよう]

・これからできることを考える。

第6章:ふり返りをする[やってみよう]

第7章:発表会をして話し合う[やってみよう]