(1) 逃げ地図を活用した避難訓練

・ 作成した逃げ地図を活用して、市町村が指定した緊急避難場所や身近な 避難目標地点に避難する訓練を合同して行い、避難行動を共有すること が望ましい。その場合の避難訓練の方法としては、防災無線等で避難開 始を合図し、参加者がそれぞれ決められた避難場所等に移動して避難時 間を確認する方法が容易である。

・ 定期的な防災訓練では、会場を避難場所に見立てて、そこまでの避難経 路と避難時間を確認するとともに、集合した会場で、作成した逃げ地図 とその内容を紹介して要点を説明する方法もある。

(2) 避難訓練においてデータを収集する

・ 予め定められた時刻に避難を開始して、予め定められた避難場所に集合 する場合は、簡単なアンケートを行い、避難に要した時間や参加者の属 性等を把握することが望ましい。