(1)多様な関係主体の参加

・逃げ地図ワークショップは、性別や世代に偏りがなく、できる限り多様 な人たちが参加することで、リスクコミュニケーションがより活発にな る。

・防災意識を啓発し、避難に関する課題を抽出する上でも、様々な立場の 人の参加は有意義である。各々が意見を出し合い、相互の意思疎通を図 ることでリスク・コミュニケーションが促進する。

・特に、青少年と高齢者の両者の参加は、世代間の交流や次世代の育成の 観点から重要である。

(2) 地域の実情に詳しい関係主体の参加

・逃げ地図ワークショップは、指定された緊急避難場所以外の場所への避 難や階段・通路等を経た避難も検討するため、それらに関するできる限 り正確な情報を得る必要がある。

・災害からの避難のリスクに関する正確な情報をみんなで共有するため、 避難場所や避難経路に関する地域の実情に詳しい人の参加を得ることが 望ましい。例えば、消防署や自治体の危機管理部門等がある。